2018年1月9日火曜日

切り花ヒヤシンスとチャリティー

切り花ヒヤシンス生産者とナショナルAYA’若年層とがん’(若年層がん患者支援団体)は、1月12日にオランダ各地の病院で、成人(若年層)のがん患者を支援するチャリティー活動を行う。今年で4回目。

チャリティーは、RFH 市場で台車一台分の競りで始まり、9時30分からは支援団体と繋がりのある13の病院が中心となり、15か所で切り花ヒヤシンスの販売を行う。

若年層でもがんにかかる事は、あまり知られていない。この支援活動は、対象年齢層のケアをより良くし、がんにかかっても生活が満ち足りるようにするのが目的である。

ヒヤシンス生産者団体とRFH市場は、2015年にナショナルAYA’若年層とがん’協会と繋がる機会があり、それ以来切り花ヒヤシンスを提供してきた。今年も販売用に5千束余のヒヤシンスを提供する。
市場の他、輸送会社、包装資材会社、プロモーション会社などが、この活動を支援する。花の販売には、関係団体以外のボランティアも参加する。
オランダでは、毎年2700人ほどが18歳から35歳の若い年齢でがん患者となっている。

2018年1月8日 Greenity

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オランダには色々な慈善事業団体があります。
私がオランダに住み始めた頃は、地域新聞に募金週間の案内が出て、ボランティアが家を一軒一軒回って寄付を募っていました。
がん全般、乳がん、重病の子供、動物愛護、身障者、交通事故、国境なき医師団、アルツハイマー、などなど。時に、いったいあなたは何?みたいな募金が回ってきたこともありましたが、家を回って募金活動をするボランティアさんの苦労を思うと、僅かばかりでも募金したくなるものでした。
最近は、ネットで銀行振り込みなどが主流のようです。そうすると同じ団体に続けて寄付する義務みたいなものが生まれて、ちょっとやりにくい気持ちになるので、私は今でも直接渡す派です。

花き関連で有名なチャリティーは、Ride for the Roses(がん患者支援)でしょうか。
元は1997年にアメリカから始まった、ツーリングで募金を集めるチャリティーだそうですが、タイトルにバラが付いているだけあって、オランダの花き関連業者が見逃すはずは無く、スポンサー等になっています。今年で21回目だそうです。



写真は、観葉植物が部屋の空気をきれいにする、というコンセプトでプロモーション展開している生産者団体。
昨年、団体の10周年を記念したチャリティーで、肺疾患基金に募金しました。

いくら募金や寄付は税金控除対象と言っても、損得勘定には厳しいオランダ人。でも、花や緑は人々がより良く暮らせる生活の一端を担うと考えると、腑に落ちます。


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