2014年1月14日火曜日

F市場の2013年の売上げは、若干のプラス


F市場の2013年の売上げ高は43億5千万ユーロとなり、前年比1.6%のプラスとなった。多くの企業が苦戦を強いられ、輸出にいたっては若干とはいえ久しぶりの売り上げ減となった中、F市場がプラスの売上げを達成できたことは、組合の底力を裏付けるものだと言えるだろう。

2013年のF市場の商品取扱数は124億件(本?数?個?)。品目によって差はあるが、前年よりも平均で2%強の高値で取引された。この平均価格の上昇が、F市場の売り上げ増に寄与した部分は大きい。

売上げが伸びたのは、切り花と室内向け鉢物。切花の売上げは25億ユーロで前年比2%増。入荷数は0.9%減少したが、平均価格は上昇した。室内向け鉢物は、数量、平均価格とも好調で、売上げは1.9%増の15億ユーロ、入荷数は1.1%増加した。一方、ガーデン用植物は、春に寒さが長引いた影響が響き、売上げは2.2%の減少、入荷数も3.2%減少した。平均価格は若干高めとなった。

2013年は、取引形態の移行-クロックでの競り取引から、F市場経由のコネクト(予約相対)へ、-が顕著に見られた年でもあった。クロックでの売上げは4.7%減少し、22億ユーロとなったのに対し、コネクトでの売上げは、9.3%増の21億ユーロとなった。売上げ全体の51.5%はクロック経由であるが、前年はまだ55%あったのを考えると、取引形態が確実に移行しているのが見て取れる。F市場は、この取引形態の変化に対応するため、2013年後半に社員数の見直しなど、必要と思われる対策を行うと発表した。また、サービスの見直し、組織の簡素化、会員の商品の販売や宣伝に力を向けていく方針である。

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損失は出ても売上げはプラスってことですか?会計の仕組みが分からない~。

そうこうしているうちに、花屋さんには春の球根花が並び始めました。
今年はちょっと安めみたい。