2017年8月7日月曜日

セリ前取引きの売上高、更新中

 先週(7月末)、ロイヤルFHの取引サイトを経由したセリ前取引き累計売上高が4,500万ユーロを超え、過去最高売上高を更新した。この額は、2016年のセリ前取引き合計売上高とほぼ同等。このことから、2017年セリ前取引きの合計売上高は、8千万ユーロに達するものと予想されている。

 売上高の増加は、セリ前取引きを利用する生産者とバイヤーが増えた事が大きな理由として挙げられる。今年に入り、生産者の約半数、バイヤーの約4分の1が、セリ前取引きを利用しており、昨年比でみると、生産者は48%の増加、バイヤーに至っては60%も増加している。
 セリ前取引き利用者が増加している背景には、生産者には価格の決定権が生産者にあること、バイヤーには顧客からの絶対の要望商品を間違いなく仕入れられることなどがある。

(8月3日 FH

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セリ前取引きって、日本の花き市場では一般的でしたね。
オランダではまだ新しい試み。セリ前取引きの流通量は規制して、競りにかける物量は確保しています。




2017年8月3日木曜日

球根生産者数は減少、面積は増加

 オランダ中央統計局の調査によると、2016年のオランダの球根生産者数は、2000年と比較して約40%減少し、1,600社強となった。その一方で、一生産者の生産面積は平均8ヘクタールから16ヘクタールと2倍になった。

 品目別にみると、2000年と比較してスイセン球根生産者数は64%、グラジオラス球根生産者は53%減少した。これら品目の球根生産面積も同様に減少した。チューリップ球根生産者は47%の減少となった。
 球根生産者数の減少に反して、球根栽培面積は増加した。栽培面積は2000年よりも16%増え、26,000ヘクタールとなった。
 球根栽培面積の増加はチューリップ球根によるもので、2000年より36%増となり、2016年の全球根栽培面積の半分以上がチューリップ球根となった。

(2017年4月27日Bloembollenvisie)