2020年4月15日水曜日

フロリアード2022、開催延期か

10年ごとにオランダで開催されているA1クラスの園芸博覧会、フロリアード。次回は2022年にアルメール市で開催されることになっている。しかし、新型コロナウイルスの経済への影響は大きく、スポンサーや参加団体探しが難しくなるのは明らかだ。この状況を受け、アルメール市議会では、フロリアード2022の中止、1~2年の延期または縮小を考慮に入れた調査を行う必要があると結論を出した。

市のフロリアード委員会は4月7日に行われた会議で、上記3つのシナリオについて調査するよう指示を出した。内容は、どのような経済的・法的結果が伴うのか、サポートはあるのか、そして、どのような計画に基づいて進めていくべきなのか、シナリオごとに調査する。
委員会は5月初旬に調査結果を市議会に提示し、どの案にするか決定する。予定通りの日程で園芸博覧会を開催するというオプションは無い。助役H氏「現在の新型コロナウイルスの影響を見る限り、予定通りというシナリオは現実的な選択肢では無い。もし委員会が残念な結果を提示してきたとしても、それを受け止めるつもりだ。そうならないと願っているが。今はどの国もどの企業も他にやるべき事が多すぎるから、フロリアードへの参加を考えるのは、最後の最後になるだろう。」

差し当たって、フロリアードの建設・造園準備は予定通り進めていく。フロリアードBVのC代表「フロリア―ドは開催されるという方向で仕事を進めていく。今のところ、仕事を止める理由は見当たらないので。また、スポンサー探しや参加団体の募集も引き続き行っていくつもりだ。」
4月9日BloemenBlad

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アルメール市が延期を決定したとしても、国際博覧会事務局の承認が無ければ、日程変更が出来ないようです。フレボランド州のテレビ局HPによると、新型コロナウイルスの影響で今年開催予定のドバイのエクスポ2020が1年間の開催延期を申請。これが承認されれば、ドバイでの開催は2022年3月31日までとなるので、フロリアード2022の4月オープンとほぼ重なってしまいます。カタールでも2021年に園芸博覧会が開催される予定になっており、イベントひとつをずらすと他のイベントも、次々と見直しが増えていくのですね。

フロリアード2022には当初の予算をかなり上回る準備費用がかかっていて、開催市の負担も相当膨れ上がっています。今回の開催日程と規模の見直しが吉と出るよう、祈るしかありません。

毎年4月第1週末に開催される、花き生産者(温室)のオープンデー。
今年はコロナのため中止になりました。懐かしい写真を見てなごんでます。

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